Uta!Kura  俳句



月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。 舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は日々旅にして旅を栖とす。 古人も多く旅に死せるあり。 予もいづれの年よりか片雲の風にさそはれて、漂白の思ひやまず・・・取もの手につかず。もゝ引の破をつゞり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松嶋の月先心にかゝりて、住る方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、 「草の戸も住替る代ぞひなの家」・・・旅の物うさもいまだやまざるに、長月六日になれば、伊勢の遷宮おがまんと、又舟にのりて 「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」


みちのくを詠む
[タテ表記 奥の細道]

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